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士業(サムライ)日記  専門家集団・丸の内アドバイザーズのブログ

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中小企業とCRE戦略 

【中小企業とCRE戦略】
by 下木原仁

東西アプレイザルの下木原です。当社は不動産の鑑定評価・コンサルティングを専門としています。今回は近年注目が高まってきているCREがテーマです。


CREとは

 CREとは、企業が利用(所有・賃貸)する不動産でCorporate Real Estateの略です。具体的には①直接事業の用に供されている不動産(本社事務所、支店、営業所、店舗、工場等)、②間接的に事業の用に供されている不動産(寮、社宅、研究施設等)、③その他不動産(遊休地、駐車場等)が挙げられます。

CRE戦略とは

 CRE戦略については明確な定義はありませんが、国土交通省が2008年に公表した「CRE戦略を実践するためのガイドライン」では、『企業不動産について、「企業価値向上」の観点から経営戦略的視点に立って見直しを行い、不動産投資の効率性を最大限向上させていこうという考え方を示すもの』とされています。
 現在所有・賃借している不動産について、継続保有していくか、売却するか、賃借に切り替えるか、利用用途を転換するか等を企業価値最大化の観点から再構築することがCRE戦略と言えます。

中小企業とCRE戦略

 CRE戦略は、固定資産の減損会計の導入等の企業会計制度の変更によって注目されてきたこともあり、減損会計等の適用となる大企業を中心に導入が進んできた現状がありますが、決して中小企業にとって不要なものではありません。むしろ中小企業こそCRE戦略の導入が重要と言えます。
 中小企業では所有と経営が一致しており、経営者の個人保有不動産を賃借して事業用不動産として利用されているケースが多くみられます。
 また中小企業経営者の個人資産に占める事業用不動産の割合は高く、将来的な相続税発生に際しては、事業用不動産を売却せざるを得なくなるなど、事業の継続に支障の出るケースも想定されます。
 このように所有と経営が一致した中小企業においては、企業価値最大化の観点からのCRE戦略と合わせ、事業用不動産の承継といった事業承継の観点に立ったCRE戦略を立てることが重要となります。
 (以下次回に続きます。)
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