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士業(サムライ)日記  専門家集団・丸の内アドバイザーズのブログ

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資本性ローンについて 

【資本性ローンについて】
by 岩松琢也

 丸の内アドバイザーズの岩松です。先日、資本性ローンの融資を受けるための事業計画作成のご依頼を頂きました。

 これは、正式には「挑戦支援資本強化特例制度」という新規事業や企業再建などに取り組む中小企業の財務体質強化を図るために資本性資金を供給する制度に基づく融資で、地域経済活性化のために、一定の雇用効果が認められる事業、地域社会にとって不可欠な事業、技術力の高い事業などに取り組む事業者を対象にしており、以下のような特例があります。

・無担保・無保証
・融資期間は15年、10年、7年のいずれかで、期限一括償還(期限が来たときに一括返済する)
・劣後ローン(法的倒産手続きの開始決定が裁判所によってなされた場合、償還順位が他の全ての債務に劣後する)
金融検査上、自己資本と見なすことができる。

 上記のうち、金融検査場自己資本と見なすことができるというのはどういうことかといいますと、たとえばこの特例による融資を受けた会社が、他の金融機関からもお金を借りている場合、それらの金融機関がこの会社の決算書を査定するときには、この特例の融資の金額を自己資本として査定をすることができるということです。

 たとえば、もともと自己資本が1,000万円だった会社が、この資本性ローンで1億円の融資を受けたとします。すると、この会社に融資をしていた他の銀行が決算書を査定するときには、もともとの1千万円にこの資本性ローンの融資額1億円を加えた1億1千万円をこの会社の自己資本として査定をすることができるということになります。つまり、この資本性ローンを受ける事によって、このローンによる資金が得られるだけでなく、自己資本相当額が増えることによって他の銀行等からの信用力もアップするという効果が見込まれます。

 実際に、今回上記の資本性ローンを受けた会社様も、他の銀行にその旨の説明をしたところ融資枠の拡大に好感触を得たというお話しを聞いております。

 この特例を受けるのには、いくつかの条件があるのですが、事業の拡大に資金調達が必要な際にはご検討頂くと大きな効果が見込まれます。
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