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士業(サムライ)日記  専門家集団・丸の内アドバイザーズのブログ

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タイへの海外進出視察 

【タイへの海外進出視察】
by 岩松琢也

 所得税等の確定申告の時期を迎え忙しくなってきましたが、今週、TKC出版の主催によるタイへの企業視察に参加をして参りました。

 現地では、JETRO、タイの金融機関、タイで最大の工業団地運営会社、日本からタイに進出している企業の工場3カ所に加え、日本からタイに進出する企業にコンサルティングやサポート業務を行っている会計事務所などを訪問し、日本からタイへの海外進出の状況等について視察をして参りました。

 タイは、他の東南アジアの国々に比較して早くから日本の企業が進出しておりましたが、一昨年の洪水でネガティブな印象を持たれていることもあるようです。
 一方で、インドネシアやヴェトナム、カンボジア、バングラディシュ、ミャンマーなどが今後の成長性や、人口の多さなどで注目されていて、少し目立たない印象も私は持っていました。

 しかし、行ってみると、早くから日本企業が進出していただけあってインフラは非常に整備されており、電力などエネルギー供給などに不安はありませんし、大変親日的なで国で、日本からの海外進出の誘致にも熱心なようです。シンガポールに行った時には、車や家電製品を始め、日本の商品が全然目立たないように感じましたが、タイでは車もほとんど日本車でしたし、家電売り場でも、ケイタイはサムスン一色でしたが、洗濯機や冷蔵庫など、日立や東芝の製品も多く置いてあって、日本のヨドバシカメラなどの方がよほどハイアールやLGなど中国や韓国の製品が多く並んでいるように感じました。

 現地のコンサルの方や、工業団地の運営会社の方達に話しを聞くと、それぞれヴェトナムやインドネシアなど他の東南アジアの国でも仕事をしているそうなのですが、将来性という点ではそれぞれの国に魅力はあるが、現時点で言うと、インフラの整備や社会の安定性、治安や労働者の気質などトータルにみると断然タイがすぐれているという意見でした。マイナスポイントとしては、人件費が他よりも高めなのと、タイの人たちはのんびりしたところがあって、単純労働の生産性でいうとヴェトナムなどの方がいい、ということでしたが、それでも日本国内で製造するのと比較すればメリットは十分あるので、例えば日本の中小の製造業の会社が単独で海外に進出することを考えるのであれば、タイが一番検討しやすいはずだということでした。

 タイで訪問した会計事務所の方は井上さんという会計士の方だったのですが、実はたまたま10年近く前にお世話になったことがある方で、思いがけずタイで再会するということになり非常に驚きでした。
 その時は、M&Aで、会社を売ってアメリカに移住したいという方があり、日本国籍でアメリカに住んでいる人が、日本にある会社を売って、お金をアメリカに持っていくというご希望でしたので、それについての税務的な問題などについて相談に乗ってもらったのですが、まさにそれ以来のご縁でした。

 井上さんはタイの他にヴェトナムやモンゴルにも事務所をお持ちのようですが、現在はタイでの事業が中心になっているようでした。

 昨年は中国のカントリーリスクが大きくクローズアップされたせいもあって、タイが見直されているようです。一時は洪水の影響でネガティブになっていたのが、去年からは改めて日本からの進出がラッシュになってきているとも聞きました。

 安易な進出は禁物ですけれども、生き残りをかけて慎重に準備をした上であれば、タイは有力な候補地であるということは間違いないように感じました。
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