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士業(サムライ)日記  専門家集団・丸の内アドバイザーズのブログ

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債務整理の事例 その3 

【債務整理の事例 その2】
by 加藤雄一

 皆様、こんにちは。私は、丸の内アドバイザーズグループの登記関係を担当しております。四谷司法事務所の司法書士加藤雄一と申します。
前回に続いて債務整理の事例 第3回目です。

(事例4)Dさんの場合-全額返済済の過払い請求

 Dさんは、女性で普通に働いていたのですが、近年難病指定の病気にかかってしまいました。しかし、その分、時間はとれるようになったので、ネットでいろいろ調べて自分も過払い請求ができるのではないかということで、一部の取引履歴もご自身で取り寄せしていました。
 どこの司法書士事務所に依頼するかは、ネットでいろいろ見たけれども逆にどうしたらよいかわからなくなってしまい、途方に暮れていたところ、当事務所をご利用いただいたお客様(Dさんの友人)から紹介を受けて、当方に連絡をいただけました。
 実際、当方の事務所からするとDさん宅は電車で1時間半ぐらいですが、私のところでは遠方もご対応しております(過去には鹿児島からもご依頼受けました!)。
 というわけで、Dさんが通院のため、東京まで出てくることがある際に時間を設けてもらい、面談の上、過払い請求の受任をしました。

 Dさんは既に全額を返済済みで、現時点での借入はありませんが、過去のものばかりなので、反対に過払い請求というのがいつまで出来るものか自信がなかったようです。

 ネットなどで調べても、時効は10年ですから大丈夫です!!とありますが、やはり直接専門家の意見を聞かないと心配だったそうです。
 結果、時効になっているところはなく、無事に過払い請求を行い、裁判になったところもありましたが、Dさんに納得していただいて、満足のいく結果となりました。

 ここまで読み進んで、Dさんの話はこれで終了ではないかと皆様お思いになったかもしれませんが、それだけで終わらなかったのです。

 実は、過払い請求をしていく中で、少し不思議なことがありました。
Dさんから聞いていた過払い先(債権者)に、取引履歴を取り寄せるため、問い合わせをすると、「該当なし」ということが2か所ほどありました。

 結婚して旧姓登録のままということもあるので、旧姓で調べてもらってもやはり該当ありません。過去のものなので、Dさんの思い違いや、記憶違いというのもありますので、それはそのまま、Dさんに「該当無かったです」とお伝えしました。
 Dさんからは「そうですか」という反応だったので、こちらとしてはあまり気にしていませんでした。

 そして、Dさんの案件も終盤に入り、ほぼ結果が見えてきたころに、Dさんから連絡があり、「実は、調べてもらって該当ないところは、うちの主人の借入のところなんです。主人のものも手続とっていただけますか?」とのことでした。

 もちろん断る理由はありませんが、本人(ここでは旦那さん)の了解を得ないまま手続を行うわけにはいきませんので、次回面談をさせていただいて内容を説明の上、手続を依頼していただければ対応する旨お伝えし、後日、面談のうえ受任致しました。

 このように、ご依頼のお客様からの紹介割合が多いのが過払い請求の案件の特徴です。(当事務所だけかもしれませんが・・・)
 特に、身内の方からのご紹介は6割ぐらいの割合で発生しています。結局、カードローンなどを利用する状況というのは、各家庭の事情ということもあり、奥様だけ、旦那さまだけ、子供だけ、親だけということはあまり無いようです。

 生活が苦しくてカードローンをしてしまうという場合、奥様やご家族も同じ思いでキャッシングをしまっていたり、家族として乗り切るため、それぞれの名義を利用しているようです。

 そういうことから、過払い案件の場合は特に、ご自身だけでなく、ご家族、ご身内の方たちも一緒に行ってみるのが良いかと思います。
 もちろん、バラバラに手続を依頼して、お任せする司法書士などの仕事の状況を見て判断していただいて構いませんが。

 上記の例をお読み頂き、「なんか、自分と境遇が似ているな」とか「こういう形で相談をしても良いのか」など債務整理や過払い案件についての意識を持っていただけるきっかけになれば良いと思い紹介しました。

 また、最近の業務の中で思うのは、「もっと早くに相談していただければもっと違った結果になったのにな」ということです。
 お客様の資料を見ると、返済を終了したのが、平成12年とかのものがあり、これだと、現在では、最終の返済から10年経過してしまっているので、途中何か事情が無い限りは、時効で消滅してしまっています。
 個人的には平成12年と言えば、ついこの間の様な気がしますが実際は10年以上も経過しているのです。

 特に「若いころは借金も一杯したけど、無事頑張って返済したなぁ」と思われる方は、過払い請求の可能性もありますので、ご相談いただければ幸いです。

 その他、案件でご紹介したパターンではありませんが、父親がサラ金の借金が多かったので、家族みんなで返済したという方も該当することがあります。
「でも父親は数年前に亡くなったよ」
という場合でも、過払い請求ができる可能性があります。過払い請求権を相続することができるからです。
いずれにせよ、まずはご相談いただけると幸いです。

 一般的に司法書士の事務所では、債務整理や過払いの案件については、初回相談無料なところがほとんどだと思いますので、お気軽にお近くの事務所に相談してみてはいかがでしょうか。その中で、当事務所をご用命いただければ嬉しい限りです。

 手前味噌ですが、丸の内アドバイザーズでは私の他、各士業がいますので、債務整理・過払いのお話だけでなく、そこから派生するや税務問題や資産運用、会社を経営している方なら事業承継の問題など、お客様の多くの声を私達にお聞かせいただければ、きっと力になれるものだと思います。
 また、債務整理・過払い請求の案件については、債権者1社に対しての請求額が140万円を越える場合は司法書士が業務として行うことができないものになるため、スムーズに弁護士に引き継げるようにすることも可能です。

※ここに記載してあることは、あくまで私個人の考えに基づくものです。このブログの記事に記載したものが、全案件に適用できるものとは限りません。ご自身での判断材料の一つにしていただくのは構いませんが、実際の案件に適用した際に損害が発生したとしても当方では、責任を負えませんのでご了承ください。
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